導入事例
2025.11.18
BuySell Technologies、『GO運転管理』をいち早く導入 ――点呼、アルコールチェック、日報などの日常業務で「非常に助かっている」点とは

中古品の買取・販売を行う総合リユース事業「バイセル」を展開する、BuySell Technologies(バイセルテクノロジーズ)。全国22の拠点から年間27万件以上の出張訪問査定を行っており、社用車で買い取りを申し込んだ方のご自宅へ訪問するスタッフも増えています。
保有している300台以上の社用車を運転するドライバーを管理するため、2025年9月から導入したのが『GO運転管理』。毎日の点呼、アルコールチェック、日報作成などあらゆるドライバー業務が集約されており、運転する社員と管理者の業務負担を軽減しながら、1日の業務をサポートできるツールです。
導入1ヶ月で、早くも「管理しやすくなった」「すごく助かっています」と話すのは、フィールドセールス事業本部 西日本営業部 副部長の吉田龍一さん。前身の外注点呼システムと比較してどのような点が良いのか、お伺いしてみました。
会社名 株式会社BuySell Technologies
業種 着物・ブランド品等リユース事業
保有車両数 約300台
導入時期 2025年9月
現場の時間のロス、管理しづらさなどが課題だった
――いままではクラウド型の車両管理システムを使われていたそうですが、どのような点に課題を感じていましたか?
出張査定を担当する社員は業務上、朝は会社に来ないことが多く、自宅から直接社用車でお客様宅へと向かいます。運転前には点呼を行わなければなりませんが、そういった理由で対面点呼ができません。電話で行うにも工数がかかるので、外部のシステムを利用して、電話で社員のアルコールチェックを代行していただくサービスを導入していました。
「アプリから点呼を依頼」→「オペレーターから電話が来る」→「オペレーターがヒアリング結果を記録」といったフローだったのですが、オペレーターは他社も含め様々な点呼依頼を請けていますから、時間や日によってはオペレーターに繋がるまで5~10分かかってしまうこともあったようです。
また管理側としても、外部のシステム上にデータは残るんですが、それがちょっと見にくくて。そのためどうしても即時に確認することが難しく、アルコールチェック・点呼の実施状況の確認にコンプライアンス面でのリスクを感じている状況でした。
点呼がスムーズに、管理も効率化し実施状況が一目瞭然に
――そこで『GO運転管理』に切り替えいただいて、どのように変化しましたか?
まず現場としては、点呼が平均15秒ほどで終わるため、時間のロスが少なくなっているのは助かっています。運転前は車両の日常点検も行っていますが、ストレスがなくなったので毎朝のタスク意識も高まっているように感じます。運転終了後の点呼もスムーズにできるようになりました。
点呼後にあがってきたデータは『GO運転管理』の管理画面にすぐに反映されるので、管理側としては“社員がちゃんと実施してくれているか”だけを22拠点のセンター長がチェックすれば良くなりました。それだけをすれば良いので、すごくシンプル。きちんと管理できるようになりました。
データ自体も、『GO運転管理』では運転する社員の名前と顔写真が表示されていて、今までの文字ばかりだったシステムより「見やすい」との声が多いです。時間になったら全国の拠点同時にSlackと連携させて、点呼のデータの通知を送るようにしました。
――具体的には、どのように運用されているのでしょうか。
今日の出勤予定人数に対して、『GO運転管理』で点呼済の人数が「イコール」になっているかどうか、です。例えば20人出勤予定の拠点であれば、20人全員が点呼済であれば「〇」。18人、19人など、出勤予定の20人と「イコール」でなければ「×」と出るようスプレッドシートで数式を組みました。
『GO運転管理』は点呼結果の一覧もすぐにCSVで出力できるので、スプレッドシートにはそれを貼り付けるだけです。すると、出勤予定の人数と点呼済の人数が「イコール」かどうか「〇」「×」で出るので、それをセンター長にSlackで飛ばすようにしている…という仕組みです。
以前のシステムでは、各社員のスケジュールと見比べて数を数える照合作業に時間がかかっていたり、リモートでの朝礼、例えば20人いるとしたら、システム上にきちんと20人の名前があるかどうかの確認に5~6分かかったりと、それが手間でした。
『GO運転管理』とスプレッドシートで管理するようになってから、自動で「〇」「×」とあがってくるようになったので、センター長は「×」だったときだけチェックすれば良くなったわけです。
「×」の場合は「なぜ?」という理由も追記するようにしていて、漏れを極力無くせるようにしています。どうしても体調不良で急遽お休みしたり、途中から稼働したりとイレギュラーなこともあるのですが、それも抜け漏れをなくすことで、きちんと記録として残せるので非常に助かっています。
――点呼のほかに、ここは『GO運転管理』に切り替えて効率化した、というところはありますか?
以前のシステムでは「車両」軸での管理だったので、昨日Aという車に乗った人が「降りた」というログを残さないと、今日Aという車には乗れなくなってしまいます。管理がすごくやりにくかったですね。
『GO運転管理』では「人」で管理するので、社用車でもレンタカーでも、社員が乗った車と紐づきます。その点で、効率的に記録を残しやすく、正確に管理しやすくなりました。もうひとつ、アプリで免許証の有効期限が切れていないかも確認できているので、総合的に「人」を軸にした運転管理ができるようになったと感じています。
経営側としてはコストダウンという目的もあったので、そこも達成できていると思います。さらに工数面でも、AIドラレコの『DRIVE CHART』と『GO運転管理』のアカウントが連動しており、アカウント発行の手間を減らせたのも良い点ですね。
新入社員への研修実施も計画…さらに日常業務の意識づけを
――管理工数が省力化できたことによって、管理者の皆さんも意識が変わっていますでしょうか。
以前までは管理者としても負担が多い業務でした。それが工数を大きく削減できたことで、社会的にも点呼の重要性への認識が高まっているタイミングとも重なり、全22拠点の管理者も意識を高めてくれました。
また、安全を守る立場として、ドライバーが点呼未実施のまま運転してしまうようなことは絶対にあってはいけません。『DRIVE CHART』と『GO運転管理』の連動により、運転を開始しているのに点呼未実施となっている状況を検知してアラートメールが送られる機能が追加されると聞いていますが、これはとても助かりますね。
――『GO運転管理』の導入で、管理側も現場側も意識が変わってきているタイミングかと思います。今後どのように運用を行っていきたいですか。
管理・現場双方で、「点呼業務は重要である」との意識はだいぶ高まってきたように感じます。『GO運転管理』は使いやすいですし、双方の負担が少なく日常業務の効率化が実感できるので、その意識の高まりを後押ししてくれるように思います。
一方で、新卒・中途で新入社員も定期的に入ってきますので、運転前・運転後のフローの意識づけは継続して課題だと捉えています。当社にはイネーブルメント部という教育部署があるのですが、『DRIVE CHART』や『GO運転管理』のシステムについて同部と連携し、「なぜ導入しているのか」「何をしなければならないか」を理解したうえで業務に当たれるよう研修を計画しています。
また、現状はアルコール検知結果を手動で入力してもらっていますが、ゆくゆくはクラウド連携して結果を自動入力できるアルコールチェッカーの導入も検討したいと思っています。日々の運転管理についてしっかりと意識を高め、効率的に業務遂行できる体制を整えていきたいです。