導入事例

2023.12.11

【トラック編】~Safety Driving Award 2023受賞企業に学ぶ~ DRIVE CHART活用勉強会

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 DRIVE CHARTでは、効果的な事故削減に取り組む企業を表彰する「Safety Driving Award 2023」を2023年10月に発表。


 昨年に続き2回目となる「Safety Driving Award」、今年は事故削減を目指すより多くの企業の交通安全対策にお役立ていただくことを目的として『受賞企業に学ぶ DRIVE CHART活用勉強会』を開催いたしました。

 「一般営業車両」編、「トラック」編、「タクシー」編の3開催合わせて約500名の方々にご参加いただき、交通安全対策に取り組む受賞企業の効果的な取り組み事例をお聞きいただきました。

 受賞企業は、“走行距離1,000kmあたりのリスク運転数が少ない企業上位3社”で、「トラック」部門では、低温、OCSが選出されています。

 今回の記事では、同3社から発表いただいた交通安全対策に効果的な取り組みを、一部抜粋してご紹介いたします。

 
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DRIVE CHARTでは導入企業である各業界のリーディングカンパニーの取り組み事例をご紹介する無料セミナーも開催しています。社用車の交通事故削減・業務効率化のノウハウが詰まった内容となっておりますので、本ページ下部からぜひお申込みくださいませ。

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低温様~リスク運転発生率を業界平均の「50分の1」に維持

 最初に活用のポイントについてご紹介いただいたのは、昨年に引き続きトラック部門のグランプリを受賞された低温の杉園寿治様。

 昨年時点で、既に保険料が約600万円減少、事故は3分の1以下まで減少という成果を出しておられました。今年も引き続き、導入企業における「トラック」カテゴリー平均と比較したリスク運転発生率を約50分の1に維持しています。

 そうした成果を出すための、DRIVE CHART活用3つのポイントを挙げていただきました。1つ目は「リスク運転原因の特定」。検知されたリスク運転はすべて動画を確認することができるので、それを活用しリスク運転が発生した原因を特定しています。指導の際に原因に応じた対策をドライバーと一緒に考えることで、再発防止に取り組んでいます。

 2つ目は「リスク運転の危険性の理解促進」です。リスク運転が検知されると、ドライバーと上司が一緒になって「乗務員リスク運転指導記録」を作成することになっています。自身のリスク運転動画を確認するとともに、発生させたリスクによってどのような事故が起こるのかをYouTubeなどで上司と一緒に閲覧し、自身のリスク運転の発生原因や、上司からの指導内容を記録していくものです。

 3つ目は「週次サマリーメールの活用徹底」です。管理者がメールを確認するだけでなく、「リスク運転回数」の上位、ワーストのランキング、「脇見」のスコア上位、ワーストのランキングをドライバー名とともに公開し、ワーストのドライバーには声かけを行うなどし、未然防止を行っているとのことです。

「3年間取り組みを行ってきまして、リスク運転数が減って来て、事故内容も軽微なものに変わってきています。事故件数をさらに減らすために、これからも指導取り組みを勉強していきたいと思っています」(杉園様)

OCS様~「安全運転への意識改革」によって得られた成果

 続いてお話いただいたのは、OCSの内田幸宏様。2022年からDRIVE CHARTを導入いただいており、まずは「リスク運転要因の特定(自覚する)」を重点的に行いました。導入当初はあえてドライバーに導入を告知せず、素の状態の運転でどのくらいのリスク運転が検知されるかを確認されました。

 その後、「リスク種別の理解促進」として、特定のリスク運転項目を月の強化項目に設定し、目標のレポート閲覧率や運転スコアを決め、ランキング化するなどし、順々に減らしていきました。まずは法令違反につながる一時不停止や速度超過の削減、その後に安全意識の向上を通じた車間距離不足の削減、危険予知運転実行による急減速の削減、と目に見える形で効果が現れています。

 このような取り組みを通じて「安全運転への意識改革(実務への転換)」を行っています。DRIVE CHART導入によりクルー(ドライバー)に求めるものは、プロドライバーとしての安全マインドの醸成です。受動的な運転ではなく、運転時に潜む“危険を生む可能性”を察し、積極的に危険回避ができるドライバーになるよう指導。また、そうして年間スコア上位となったドライバーを表彰するなど、全社での褒賞でサポートしていくことも行っています。

「このような賞をいただけたのは、クルーの皆様が日々前向きに取り組んでいただけた結果であり、協力会社の経営層の方々の力添えがなくては成しえませんでした。安全運転指導には終わりがないものだと思っているので、今後もDRIVE CHARTを活用して、事故削減に努めていきたいと思っています」(内田様)

質問への回答パート

 各社の発表の後には、視聴者である他のDRIVE CHART導入企業よりあがった質問への回答パートを行いました。「安全運転指導の中で、データをどのように活用されていますか?」「指導の質を高めるための工夫は?」「現場のモチベーションを維持する工夫は?」といったリアルなお悩みについて、登壇者から回答がありました。

 DRIVE CHARTでは今後も、より活用いただくための勉強会、セミナーなどを積極的に開催していき、社会のリスク運転削減、事故削減に貢献していきたいと考えています。

無料セミナーも開催中

DRIVE CHARTでは導入企業である各業界のリーディングカンパニーの取り組み事例をご紹介する無料セミナーも開催しています。20分で交通事故削減・業務効率化のノウハウを学ぶことができ、参加後アンケートに回答することでセミナー資料プレゼントの特典もあります、ぜひお気軽にご参加くださいませ。
 

▼内容  DRIVE CHARTの導入事例紹介(物流業界編)
     導入企業の「当初の課題」「対策」「効果」をご紹介
▼対象  総務部門・車両管理業務部門のご責任者・ご担当者様
     安全管理部門ご責任者・ご担当者様
日程  2023年12月19日(火)12:30~12:50 受付を終了しました
     2024年 1月23日(火)12:30~12:50 受付を終了しました
▼定員  100名
▼参加費 無料
▼会場  オンライン配信
▼備考
・ビデオ会議ツール「Zoom」を活用します。
・開催前日までに、お申し込みいただいたメールアドレス宛に視聴方法をお送りします。
複数名にてご参加いただく際につきましても、お手数ですが1名ずつフォームよりお申し込みください。
・開始5分前を目途に上記メールに記載のURLをクリックして、ご参加ください。

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