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2023.12.18

社用車管理者に調査…1年で最も交通事故が増える「12月」 年末だからこそ実施する「特別な交通安全対策」とは?

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 12月は、1年で最も交通事故が増える月です。薄暮時間帯に自転車や歩行者の発見が遅れること、業務繁忙による焦りなどが原因となっていると言われています。

 警察庁が発表している「道路の交通に関する統計」によると、交通事故による「月別死者数の推移」では、2007年から2022年まで、すべて12月が最も多くなっています。
 交通事故件数で見ても、2022年各月の件数は2万件台で推移していましたが、12月は唯一3万24件と3万件台を超えるなど、注意すべき時期であることは間違いないようです。

年末だからこそ実施する「特別な交通安全対策」とは?

 そこでDRIVE CHARTでは、社用車管理者880名に「年末年始の交通安全対策」について調査を行いました。「あなたの会社では、年末年始に合わせた特別な交通安全対策を実施しますか?」と聞くと、56.9%が実施すると回答しています。

 では、具体的にどのような「交通安全対策」を実施するのでしょうか。前問で「はい」と回答した501名に聞いてみると、「社内での注意喚起を繰り返し行う」が89.0%と最も多くなりました。



 さらにお酒の席も多くなるからか、「アルコールチェックの体制を強化」(54.1%)、周囲が見えにくくなりやすい薄暮時間帯に、「車両の前照灯を早めに点灯」(47.3%)、さらに地域によっては「降雪・積雪時の対策を徹底」(35.1%)と、この時期ならではの対策が目立ちます。

また、「その他」(8.6%)と回答した方に、具体的にどのような対策を行うかを聞くと、

・交通安全講習会の開催
・交通安全ビデオ配信・視聴
と、研修を強化する回答が多く寄せられました。

中には、

・警察による安全講話
・警察、タクシーセンターに講話を依頼
と、特別な講習の実施も挙がっています。

さらに、忙しい時期だけに
・健康管理
・休憩をしっかり取らせる
・時間にゆとりを持てる体制の構築
といった対策も。

・ドライブチャート確認の徹底
・毎出番ドライブチャートの確認
と、よりDRIVE CHART活用を促すという回答もありました。

2023年、コロナ禍が明けて「車両稼働率」は増えた?

 昨年2022年までは、コロナ禍で活動が制限されることの多い状況でした。その時期と比較して、「車両の稼働率に変化はありましたか?」という問いには、「変わらない」(48.4%)という回答が一番多かったものの「上昇した」「やや上昇した」を合わせると46.6%となっており、全体的には稼働が増えている状況ではあるようです。


 前問で車両の稼働率が「上昇した」「やや上昇した」と回答した管理者に、「安全運転管理業務の負荷に変化はありましたか?」と聞くと、「変わらない」(43.2%)という回答も多かったものの、「増加した」「やや増加した」を合わせると56.8%と、半分以上の方が「負荷が増えている」と感じているようです。

 そうした負荷が増えている方々に、具体的な項目を聞いてみると、一番はやはり「運転者の指導・教育」(79.8%)と、事故対策・リスク運転対策に時間を割いている様子がうかがえます。これに続くのは「運転日誌の記録・確認」(51.9%)「車両管理」(50.2%)といった日常業務系となっています。

 また、車両の稼働率が上昇している管理者に「運転者の安全運転への意識に変化はありましたか?」と聞くと、「向上したと感じる」「やや向上したと感じる」を合わせて52.7%と、「変わらない」(44.6%)を上回り、半数以上が「向上」を実感しているようです。

なぜ、安全運転への意識が向上したのでしょうか?具体的な理由を問うと、

・導入により各運転手が周りの目を意識し、事故抑制に繋がっている
・検知されるヒヤリハット運転が運転手に対する牽制効果が向上
・リスク運転が検出されるようになり、事故が減った
と、DRIVE CHART導入の成果を挙げていただく声が目立ちます。

その他には、

・長く運転機会が無かったために慎重になっている
・世間一般的に車両が増えたため、リスクを感じるため
とコロナ禍を要因に挙げる方もいました。

今年の交通安全対策、あなたは何点?

 2023年を総括して、「今年の安全運転対策を振り返ると、自己採点で何点だと思いますか?」と聞いたところ、「100点」は3.4%に留まりましたが、「90点」(21.1%)、「80点」(34.1%)、「70点」(26.0%)と高得点帯への回答が多く集まっていました。多くの方は、完璧ではないものの、しっかりと安全運転対策ができたようです。


 「DRIVE CHART」を活用した年末年始の運転リスク対策にご興味を持っていただけましたら、下記のフォームからお気軽にお問い合わせください。

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