DRIVE CHART交通安全運動 2024～全体111社でリスク運転削減目標を達成できた裏側を紹介～

その一つが2024年に初開催となった「DRIVE CHART交通安全運動2024」(後援：一般財団法人 全日本交通安全協会)です。「DRIVE CHART交通安全運動2024」は、『DRIVE CHART』の導入企業が合同で事故削減運動を実施したものです。

世の中から交通事故を減らすためには「社用車を持つ以上、企業として事故の未然防止に向き合うことがあたりまえ」という認識を持つ人や企業を増やし、定着させることが大きな鍵になると考えます。

今回、事故削減に取り組む先進企業各社の賛同・ご協力を得て、より多くの人・企業へ「事故の未然防止」の輪を広げていくため、「DRIVE CHART交通安全運動2024」の実施に至りました。

本記事では『DRIVE CHART』導入企業の管理者・ドライバーがどのような事故削減運動に取り組み、どのような結果が得られたか、その裏側を報告します。

「DRIVE CHART交通安全運動2024」は2024年4〜5月の2か月間で実施しました。取り組みを通じて得られた結果は以下通りです。
　・111社、45,000人以上の管理者・ドライバーが参加
　・1,000kmあたりのリスク運転数『25％削減』(昨年同期比、目標は20%削減)
　・参加後アンケートで95%の管理者が満足と回答
　
期間中、参画企業各社において独自の取り組みが活発に行われ、イベントとしても盛り上がりも感じられました。特に成果を挙げた企業では「1,000kmあたりのリスク運転数『86％削減』(昨年同期比)」を実現された企業もありました。各社で実施された取り組みの一例をご紹介します。

　・「脇見」や「一時不停止」など個別リスク運転にフォーカスした勉強会

　・キックオフ会議、社内会議での定期的な進捗共有

　・ポスター掲示によるドライバーの意識向上

　
参画企業のアンケートでも交通安全運動によって各社の安全対策が進化した様子が伺えました。
「e-ラーニングでは「脇見1秒」での移動距離の長さなど気づきが多かったです」(一般営業車両 A社様)

「『DRIVE CHART』の活用方法に対する理解が深まった。また、参画している企業の一体感も感じられました」(トラック B社様)

「2ヵ月の短期間ということで、乗務員への指導を行いやすく、いつも以上に管理者からの声掛けが多く見られました」(タクシー C社様)

　
こうした結果の報告会を、2024年6月に開催いたしました。当日は物流、タクシー、一般車両それぞれから1社ずつ特筆すべき成果をあげた企業による取り組み報告を行い、メディアも来場され注目を集めました。

こうした参画企業のリスク運転数削減を支援したのが、『DRIVE CHART』のカスタマーサクセスです。通常でも導入から運用までの支援を行っていますが、今回の「DRIVE CHART交通安全運動2024」のように限られた期間で「走行距離1,000kmあたりのリスク運転数『20％削減』(昨年同期比)」という共通目標を追うというのは初めての試みでした。

「安全管理の担当者は孤立しがちなため、1社が頑張るのではなくこうした運動として複数の企業が一斉で取り組むことに意義があると思っています。そしてやるからには弊社からも通常時以上に手厚いフォローを行いモチベーション維持に努めるべきと考えました。」こうしたカスタマーサクセス担当の想いもあり、今まで提供していなかったe-ラーニングや個人指導サンプルなどのコンテンツを新たに用意し、リスク運転の削減状況やコンテンツの利用状況を定期的に共有しました。
　
【具体的な支援内容】

①管理者・ドライバー向けのe-ラーニング動画：安全/普通/高リスクのリスク度合い別×3業種＋共通内容(使い方やリスクに関する解説)で全17種類を用意

②目標設定、モニタリングのサポート：各社の状況に合わせて「1,000kmあたりリスク運転数」の目標を一緒になって設定し、『DRIVE CHART』ご利用者様向けカスタマーサイト*1などを通じて定期的に進捗を共有

③高リスクドライバーへの個人指導サンプル：リスク運転数が特に多いドライバーについて、どのように指導が改善に効果的か指導サンプルを提供

こうしたサポートの結果、参画企業からは以下のような声をいただくことができました。

「ドライバーの運転に対する意識が向上した」

「e-ラーニングの視聴を通じて説明・浸透を徹底し、リスク運転数が大きく削減した」

「検証・振り返りまで行うことができ、全社をあげて事故撲滅に取り組む機会となった」

*1 2024年7月1日、導入企業のさらなる「事故・リスク運転削減」を目指し、より効果的 なノウハウ提供、情報連携を目的とした『DRIVE CHART』利用者向けカスタマーサイト「DRIVE CHART ナビ」を公開

従来の交通安全運動は啓蒙や注意喚起に注力することが一般的でしたが、「DRIVE CHART交通安全運動2024」では、AIドラレコを活用して共通の目標を設定し振り返りながら111社の企業が共にゴールを目指す形が大きな特徴です。

その結果として、各社独自の工夫が生まれ、目標を超えるリスク運転数25%削減(昨年同期比)という成果が得られました。企業によっては『DRIVE CHART』導入後すでに大きくリスク運転数が削減された状態からであっても、さらなる削減に繋がった例もありました。

一方で期間中のリスク運転削減の幅にも違いがあったことも事実です。実施する支援内容やコミュニティとの繋がり方などブラッシュアップを重ねながら、2025年以降も継続して「DRIVE CHART交通安全運動」を開催していきます。

交通事故の未然防止の輪を広げるために『DRIVE CHART』は今後も尽力していきます。

(参画企業の一覧・50音順)

アイ株式会社　株式会社愛鶴　アサヒグループ食品株式会社　飛鳥交通グループ　イカリ消毒沖縄株式会社　株式会社HYSエンジニアリングサービス　エイワン物流株式会社　エーザイ株式会社　エームサービス株式会社　株式会社エコロ21　荏原交通株式会社　FSK株式会社　株式会社エルテック　株式会社OSGコーポレーション　株式会社OCS　大西運輸株式会社　大船自動車株式会社　岡山スイキュウ株式会社　株式会社沖縄日立　株式会社オリエンタルベーカリー　オルガノ株式会社　有限会社香川第一交通　公益社団法人川口市シルバー人材センター　川崎交通産業株式会社　環清工業株式会社　九州商運株式会社　株式会社九州日立システムズ　株式会社九電工　京極運輸商事株式会社　有限会社キョーシン　有限会社クールポート関西　クリナップ株式会社　京王自動車株式会社　京急タクシーグループ　株式会社ケイサンタクシー　京成タクシー船橋株式会社　京成タクシー松戸西株式会社　鴻大運輸株式会社　株式会社五洋電子　小和田交通株式会社　有限会社三ヶ森タクシー　三協運輸株式会社　参光タクシー株式会社　サンライズ産業株式会社　京和タクシー株式会社　株式会社静岡日立　出版輸送株式会社　有限会社末原産業　株式会社杉孝　逗子菊池タクシー株式会社　すばる交通株式会社　有限会社第一構内タクシー　大栄交通株式会社　大輪総合運輸株式会社　株式会社大和自動車　高梨販売株式会社　千葉構内タクシー株式会社　つばめタクシーグループ　ツルヤ交通株式会社　ディー・エイチ・エル・ジャパン株式会社　株式会社低温　帝都自動車交通グループ　株式会社天空広告　東栄興業株式会社　東京・日本交通株式会社　東宝タクシー株式会社　富山交通株式会社　株式会社永尾運送　株式会社新潟日立　日軽物流株式会社　株式会社日本エコシステム　株式会社日本オフィスオートメーション　日本交通グループ　日本陸送株式会社　株式会社人形町今半フーズプラント　有限会社乃木タクシー　株式会社ハーブス・グローイング　株式会社博運社　ハト交通株式会社　東多摩再資源化事業協同組合　日立空調ソリューションズ株式会社　日立グローバルライフソリューションズ株式会社　株式会社日立国際電気　株式会社日立産機システム　株式会社日立システムズ　福岡交通株式会社　藤野交通株式会社　双葉交通株式会社　芙蓉総合リース株式会社　文化タクシー株式会社　株式会社星田商運　前田運送株式会社　株式会社マミヤ　丸榮運輸株式会社　株式会社マルカミ物流　株式会社まるきょう　株式会社みつばコミュニティ　南タクシー株式会社　明星交通有限会社　株式会社ムービング　明治自動車株式会社　株式会社ヤマックス　有限会社大和タクシー　弥生交通株式会社　株式会社やる気スイッチグループ　結城運輸倉庫株式会社　株式会社ヨシケイ埼玉　株式会社ヨシケイ東埼玉　ラッキー自動車株式会社　株式会社レッドアンドイエロー　株式会社ローソン